経営者自宅買取スキーム「スター・ブリッジ」システム
経営者の自宅を当社が買い取ります。破産時に自宅を残すためのスター・ブリッジスキームのご案内。
- 経営者のご自宅を買い取ります「スター・ブリッジ」システム
- 「スター・ブリッジ」スキームについて
- よくある質問
- お問い合わせ・ご相談について
日本の商習慣の中には悪弊と呼ぶべきものがいくつかあります。その中の一つが法人の経営者が法人の債務について行う連帯保証です。
法人が破たんする場合、経営者が連帯保証人となっていれば巻きこまれるかたちで経営者個人も破産に追い込まれます。経営者が持家を持っている場合、個人破産手続きの中で資産処分の対象となり自宅を手放さなければならなくなります。
ただでさえ、自分が手塩にかけた会社が破たんして希望を失っている状況です。その中でご自宅が他人に渡り、出ていかなければならなくなったとしたら…?
破綻を経験した経営者の方にお聞きすると、「会社をつぶしてしまい、従業員や取引先に迷惑をかけるのもつらい。しかし、自宅を出ていく時がもっとつらい」とおっしゃいます。
そこで弊社は法人の破たんという大きな流れは食い止められないとしても、自宅を失うという経営者とご家族の喪失感の緩和を目的として、経営者のご自宅買取システム・「スターブリッジ」の取り扱いを開始しました。
- 買取対象となる物件
- 札幌市内の戸建・マンションで時価評価1200万円以下のもの。
- 家賃設定について
- 買取後、所有者である弊社あて家賃支払が発生します。家賃はそれまでのローン返済月額と近隣相場を考慮して決定いたします。月額8-10万円程度を想定しています。
- 賃貸期間について
- 例外的に特別な条件を付すものを除き、賃貸期間は3年満期とします。
- 物件の買戻しについて
- 当該住宅の前所有者である経営者様は随時その住宅を買い戻すことができます。買戻予定価格は買取時にあらかじめ決めておきます。
- 物件の売却について
- 弊社は、1, 家賃が2か月滞納した場合、2, 賃貸期間である3年間のうちに買い戻しができなかった場合、には当該物件を市場にて売却することといたします。
- 買取対象物件はどのクラスのものを想定していますか?
- 新築時販売価格2,000~2,500万円の札幌市内に所在するごく一般的な居住用不動産を想定しています。所在地につきましては管理業務の観点から札幌市内に限定させていただきます。試算では一定の表面利回りを確保できないと採算をとるのが難しくなりますので条件に合致する物件のみを選別していく形となります。
- 高額な住宅は対象になりますか?
- 買取価格が高いものになると買取後弊社の採算が合わなくなります。また、「借金や代金を払えず破たんに至った経営者が高額な住宅を守るというのはいかがなものか。早々に売却して少しでも返済に充当して欲しい」という債権者側の心理を斟酌すれば、高額な住宅の買取は本件スキームにはそぐわないと考えざるを得ません。
- 事業再生会社がなぜ不動産賃貸を行うのですか?
- 事業再生受託先の法人が破たんに進む場合でもスキームの組み方次第でその法人の営業を守る(=カンバンを守る)ことが可能なケースがあります。その場合、経営者の方の法人破たん後の生計費を確保することにめどがつけばこの自宅買取スキームと組み合わせることにより経営者の破たん後の生計再生に向けて大きく前進できる事案があるものと考えます。あくまでも弊社の本業である事業再生業務の付加価値を高めるサービスという位置づけで本件により不動産賃貸業務を開始いたします。